9月26、27日にインドネシア?バリ島で開催された、「2014 The 3rd International Conference on Electronics Engineering and Informatics」(ICEEI 2014)で、情報通信学部の吉田正廣学部長(組込みソフトウェア工学科教授)の研究室に所属する浦上真さん(大学院情報通信学研究科1年次生)が研究成 果を発表しました。ICEEIは、コンピューターなどを用いた通信技術について最新の情報を共有することを目的に、毎年行われている国際会議です。期間中 は、アジア圏を中心に各国から集まった研究者や企業関係者ら多数が参加しました。
浦上さんは「ニューロンCMOS A/Dコンバータを用いたハミング距離検出回路の提案」をテーマに英語で発表。データの類似性を調べることで、カメラなどの機能である顔認識を可能にする ハードウェア「ハミング距離検出回路」を改良する方法を検討し、情報処理の効率を高めることで、省電力につなげる技術について研究した成果を報告しまし た。
浦上さんは、「海外渡航自体が初めてで英語にも不安があり、とても緊張しましたが、満足のいく発表ができて自信につながりました。3カ月をかけて発表に向 けた準備を進める中で、課題や改善点も見えてきました。これまで指導してくださった吉田先生、福原雅朗先生(本学部組込みソフトウェア工学科講師)をはじ め、協力してくれた仲間への感謝を忘れず、次の学会に向けてより先進的なアイデアを考えていきます」と話しています。