7月21日から24日まで、アメリカ?ラスベガスで開催された「The 2014 World Congress in Computer Science, Computer Engineering, and Applied Computing」(Worldcomp’14)に、情報通信学部通信ネットワーク工学科の宇津圭祐助教と学部生、大学院生5名が参加し、研究成果を発 表しました。これは、コンピューター関連の最新技術についての情報を共有し、研究者同士の意見交換の場を設けることなどを目的に、毎年世界各国から約 2000名の研究者、教員、学生らが参加して行われている学術会議です。
宇津助教と学生たちはインターネットなどのインフラが動かないような緊急時に役立てる自立分散型のアドホックネットワークについての最新の研究を紹介。宇 津助教が「A Novel Information Sharing Architecture Constructed by Broadcast Based Information Sharing System (BBISS)」、宇津助教の研究室に所属する伊藤友美さん(4年次生)が「A Safety Information Sharing Application on BBISS」をテーマに発表しました。
また、本学科の石井啓之教授の研究室に所属する戸谷洋介さん(同)が「A Proposal on Efficient Broadcast Based Information Transfer Method Using Location Data over MANET」、小林桂さん(大学院情報通信学研究科1年次生)が「Location Data Supplementing Information Transfer Method over MANET」、和田紗侑里さん(同2年次生)が「An Optimization Study on Broadcast Based Information Sharing System (BBISS)」、ポンパディットプンマヴォンさん(大学院総合理工学研究科1年次生)が「A Proposal on Location-aided Route Discovery based on two-hop Neighbor Information over Ad hoc Network and its preliminary evaluation」の演題でそれぞれが研究成果を披露しました。
戸谷さんは「英語で発表することは初めてのことで緊張しましたが、石井先生、宇津先生の事前の指導のおかげで満足のいく内容にできました。この成果を自信 に、研究を進めていきたいと思います」と話しました。なお石井教授は、低消費エネルギーネットワーキングシステムの研究に関する長年の寄与が主催団体から 高く評価され、Achievement Award(業績賞)を受賞。会期中の22日に、石井教授の教え子でもある宇津助教が代理で賞状を受け取りました。