大学院情報通信学研究科の横山優樹さん(2年次生)が5月21日に、東京?日本科学未来館で開催された国際会議「IAPR Conference on Machine Vision Applications 2015」(MVA2015)で研究成果を英語で発表しました。MVAは、コンピューターを用いた画像認識に関する研究に携わる世界中の企業や大学の研究者らが参加して、毎年開催されているものです。
情報通信学部情報メディア学科の山田光穗教授の研究室に所属し、本研究科の高比良英朗さん(2年次生)、望月信哉さん(1年次生)と共同で研究を進めてきた横山さんは、「奥行き方向に指標を移動させたときに生じる調節と輻輳眼球運動のディスプレイ依存性」をテーマに発表。文字が前後に動いたとき、それを見る人の目のピント調節と眼球運動を測定した結果について解説し、「このデータを応用することで、揺れる電車やバスの中で、タブレット端末などに表示されたテキストを見やすく表示することができるようになります」と語りました。
横山さんは「英語での発表に不安があったのですが、留学経験のある当研究室の菅沼美由起さん(情報メディア学科4年次生)に協力してもらうとともに、英会話教室に通って発表の練習をしてきました。そのかいあり、大きなミスなく発表を終えることができました。しかし、英語での受け答えはまだまだ未熟で、今後の課題もわかりました。また、会議を通じて多様な研究を目にすることができ、よい刺激になりました。この経験を生かして、さらに研究を深めていきます」と話しました。