情報通信学部通信ネットワーク工学科の学生2名が、12月14日から16日まで韓国?ソウルで開催された国際会議「International Conference on Information Science and Security(2nd ICISS 2015)で研究成果を発表しました。同会議では情報科学とセキュリティの分野を中心に、世界各国から寄せられた論文の中で厳しい査読を通った研究成果の発表が行われます。
発表したのは、石井啓之教授の研究室で学ぶ小林桂さん(大学院情報通信研究科2年次生)と、宇津圭祐講師の研究室で学ぶ佐藤美那子さん(4年次生)です。小林さんは、携帯機器を無線通信でつなげるモバイルアドホックネットワークにおいて安全に通信を行うための秘密分散方式についての研究を「Improvement of Secure Communication Method Using Secret Sharing Schemes over MANET」のタイトルで発表。佐藤さんは、録画したビデオを公開するためのサーバーの性能評価方法についての研究を「A Testbed Experiment of the Server Selection Indicators for Pre-recorded Video Publishing」のタイトルで発表しました。
堂々と発表を終えた小林さんは、「国際会議での発表を通じて、他の参加者の方から有意義な意見をいただくことができました。これを踏まえ、今後もさらに研究を深めていきたいと思います」と抱負を語りました。また、初めてとなる海外の発表を見事にこなした佐藤さんは、「緊張しましたが、自分の研究成果を海外で発表することができ、よい経験になりました」と話していました。