高輪キャンパスで3月17日に、「2017年度第3回bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户情報通信学部公開セミナー」を開催しました。このセミナーは地域住民や企業関係者、学生らが生涯学習のきっかけをつくるとともに、大学教育を地域社会に還元することを目的として実施しているものです。2017年度は情報通信学部の教員が講師を務め、昨年11月の第1回に濱本和彦学部長(情報メディア学科)、昨年12月の第2回に撫中達司教授(組込みソフトウェア学科)が登壇。最終回となる今回は、宇津圭祐講師(通信ネットワーク工学科)が「ソーシャルメディアと防災?減災~災害時の情報共有への活用を考える~」をテーマに講演しました。
災害発生時は電話回線に通信制限がかかり電話がつながりにくくなることから、過去に発生した大規模災害の被災地では「Twitter」や「LINE」といったSNSが情報収集に役立ったという事例を紹介。素早く多くの情報を得ることができるネットの利便性を説くとともに、「嘘の情報も多いので判断に気をつけてください」と、危険性について解説しました。また、本学独自の取り組みとして、情報理工学部の内田理教授や宇津講師らの研究グループが開発した災害情報共有アプリDITS(Disaster Information Tweeting System)と、DITSでの投稿情報を地図上に表示するDIMS (Disaster Information Mapping System)について紹介し、デモンストレーションを行うことで参加者にシステムの利便性を伝えました。宇津講師は、「救助など緊急の対応が必要なときは警察や消防署に連絡をすることが第一ですが、通信回線の混雑など連絡がつかない場合、SNSに投稿して助けを求めるという方法が注目されています」と、状況に応じた情報の収集?発信方法について解説しました。