情報理工学部情報科学科の高雄元晴教授が12月5日に、東京都文京区にある東洋大学白山キャンパスで開催された「光害シンポジウム2015」(主催:国際ダークスカイ協会東京支部)で講演しました。これは、過剰な光による公害に関する調査や研究成果を報告し、日本の光害の実情を明らかにすることを目的とした催しです。当日は教育機関の教員や天文学の専門家、企業の研究者らが発表し、生徒や学生、地域住民など約50名が来場しました。
当日、高雄教授は、「もっと朝の光を夜の暗がりを -脳の時計から考える夜の闇の大切さ-」をテーマに講演。「夜間に多くの光を浴びると眠れなくなったり、夜遅くまで起きる習慣が身についてしまったりします。夜の暗闇は人の体にとって、非常に大切なものといえます。また、朝の光を浴びることは、脳内の時計のリズムを整えるうえで重要です」と語りました。