情報理工学部コンピュータ応用工学科では、2月13日に湘南キャンパス16号館で「2014年度卒業研究論文発表会」を行いました。41テーマについて4年次生77名が発表。教員や大学院生、3年次生ら多数が聴講しました。
会場では学生が研究してきた成果についてプレゼンテーションソフトなどを使いながら、1テーマにつき質疑応答を含めた10分で説明しました。ゲーム 制作ツール「Unity」を使用し、「Unityを使ったQ号館脱出ゲームの試作」に取り組んだ学生たちは、自身でプログラミングしたゲームの製作過程を 紹介。主人公が建物に閉じ込められ、そこから脱出するシナリオを作るだけでなく、ゲームを攻略するために必要な問題を用意することで徐々に難易度を上げる ことができたと分析し、今後は登場するキャラクターを増やしてストーリーに厚みを持たせたいと話しました。
また災害時に人命救助を担う「レスキューロボットの救出機構と遠隔操作に関する研究」を行った学生は、「2011年に起きた東日本大震災では多くの ロボットが投入されたが、十分な活躍ができなかった」と話し、家庭用ゲーム機のコントローラーで動かすことのできるレスキューロボットを開発。ロボット アームを使って小形のモデル人形に衝撃を与えることなく救助できるシステムを構成し、実験にも成功したと発表しました。このほかにも、自転車エルゴメー ター(エアロバイク)とGoogleマップストリートビューを連動させて、屋内にいながら仮想サイクリングができるシステムの開発や3DCGソフトウェア の「Shade」を用いた湘南キャンパス内の歩行アニメーション製作など多くの研究発表があり、一つひとつのテーマに対して活発な質疑応答が交わされまし た。
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