情報理工学部コンピュータ応用工学科の竹村憲太郎講師が、9月11日、12日に東京?有明の東京ビッグサイトで開催された「イノベーション?ジャパン 2014~大学見本市&ビジネスマッチング~」(主催:科学技術振興機構、新エネルギー?産業技術総合開発機構)で、研究成果をポスター展示しました。こ のイベントは、全国の大学が取り組んでいる最先端技術に関する研究と産業界のニーズとのマッチングを目指した国内最大規模の展示会です。11回目となる今 回は10分野で350件の研究成果が発表され、会期中は企業関係者など約24000名の来場がありました。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户からは、ほかにも工学部と理学部から5 つの研究室が出展しました。
竹村講師は、情報通信部門に「アクティブ骨導音センシングによる関節角度推定」のテーマで出展。これは、体に伝達する音(振動)を利用して関節の角度を推 定する新しい手法で、遠隔操作で物をつかんだり、触覚にフィードバックさせるなど、介護福祉やリハビリ支援、人の動作とコンピュータを組み合わせたイン ターフェース機器など幅広い分野への応用が期待されます。竹村講師は、測定法の理論や実験結果を紹介するとともに、実際にコンピュータを連動した測定機器 を展示して解説しながら、ブースを訪れた企業関係者と技術活用について応用の可能性などの意見を交換しました。
竹村講師は、「関節角度推定の研究を通して、振動を応用した新しい技術の可能性を提案できたのではないかと思います。こうした機会を利用して、自分の技術 を社会に役立つものとして発信できればうれしいです」と語っています。また研究の説明を手伝った学生は、「企業の方々とたくさん話をさせていただき、貴重 な経験を得ることができました。社会に役立つためのものづくりという面で、とても勉強になりました」と感想を話しました。