情報理工学部の4年次生が4月29日、湘南キャンパスでトリプルディスプレイを用いたドライブシミュレーターのデモンストレーションを行い、長幸平学部長(情報科学科)、浅川毅教授(コンピュータ応用工学科)が試乗しました。この装置は3台のゲーム機と23インチのディスプレイ3つをネットワークでリンクさせ車の走行画面を表示し、ハンドルとフットペダル型のコントローラーを使って運転するもの。オープンキャンパスやホームカミングデーといったイベントで、高校生や本学卒業生に対して本学部の取り組みをPRすることを目的に、浅川教授の研究室に所属する学生有志11名が昨年11月から制作を開始。開発中の機体の改善点を探ろうと、今回のデモンストレーションを実施しました。
長学部長と浅川教授はそれぞれ10分ほど試乗し、「3画面は非常に臨場感があり、よい仕上がりだと思います」と感想を語り、「コックピットの内部だけでなく、外部もよりリアルな方が望ましいですね」といったアドバイスを送りました。メンバーの一人、関翔さんは「先生方から貴重なご意見をいただけて何よりです。マイコンの制御を加えたり、ゲームのエンジン音に合わせて回転するタイヤを設けたりすることで、より学部の学びを反映したものに改良していきたい。6月に行われるオープンキャンパスで完成した装置を紹介できるよう、学生同士力を合わせて開発を進めます」と話していました。