情報理工学部情報科学科の染谷博司准教授のゼミに所属する学生が9月26日に湘南キャンパスで、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户システム技術研究会 2015年度学生研究進捗報告会」を理学部、工学部の学生と合同で実施しました。システム工学の技術について、学部をこえて互いの研究内容について学び合うことを目的に、昨年から実施しているものです。学生たちは研究進捗状況を報告するだけでなく準備や運営、司会進行も担当しました。当日は3学部の4年次生26名が22テーマについて報告し、本学科からは13名の学生が10テーマについて発表。教員や学生ら約100名が聴講しました。
学生たちは、スライドなどを示しながら1テーマにつき10分間(発表7分、質疑応答3分)で発表。自身がダンスを趣味とする本学科の学生は、自然淘汰の法則をシミュレーションすることで最適な解決法を求める「遺伝的アルゴリズム」を応用し、技の難易度とダンサーの要望のバランスをとったダンス振付作成支援ツールを提案。「ダンスの技についての知識は得られやすいが、振付を考えるプロセスに関しては知識が得られにくい。初心者でも簡単に振付を考えられるツールを作成することで、ダンス経験のない人達がダンスに興味をもつきっかけになればうれしい」と話しました。このほかにも、「人工知能」を利用して新聞記事のテキストを解析し、株価を予測する研究など、さまざまな発表があり、活発な質疑応答が交わされました。
運営に携わった杉山大夢さん(学部4年生)は、「理解してもらえると思い込んでいた内容について、わからなかったという意見もあり、専門性の異なる方々への発表の難しさについて身をもって学びました。また、似た部分の多いテーマでも、学部ごとにアプローチの手法が違っていて、新しい考え方、ものの見方を知ることもできました」と感想を述べました。
染谷准教授は、「公式な発表会では、どうしても“評価される”という意識が強くなり、力が入りすぎてしまいがちです。この報告会は合同ゼミの位置づけで学生たちが主体となって企画しており、自由にのびのびと研究を報告しています。理学部?工学部の学生の発表はいずれも興味深く、本報告会を通じて学生同士が新たな刺激を受け、さらに成長することを期待しています」と語りました。