建学祭期間中の11月1日から3日まで、情報理工学部情報科学科の学生有志によるサークル「PIST」が、バーチャルリアリティ(VR、仮想現実)に関する展示などを行いました。PISTは、コンピューターのプログラミング技術の向上を目標に、VR上で遊べるゲームの開発などを行っています。展示に携わったメンバー10名は、4Kのレーザープロジェクターとビニール系の素材を用いたポリッドスクリーンという技術を使い、コンピューターで作成した2次元の画像を3次元のように見せる技術を来場者に披露。今回は、アニメのキャラクターが教室の中でコンサートをする動画を上映しました。
このほか、来場者にVRを映し出すゴーグル型の装置を装着していただき、メンバーが開発したアニメのキャラクターのコンサートに参加するゲームや、小人になって部屋の中をジェットコースターで周遊するゲームなどの体験会も同時に開きました。メンバーからは、「期間中は600名以上の方たちにご来場いただき、日ごろの活動を知ってもらうことができました。来場者から回収したアンケートには、“とてもおもしろかった”といったコメントもあり、うれしく感じています。これを励みに、今後はさらによいソフトウェアを開発し、プログラミングの腕を磨いていきたい」といった声が聞かれました。
来場者からは、「私もゲームソフトを開発しているのですが、学生たちの制作したキャラクターは細かな動きがしっかりしており、動作も自然で素晴らしかった。ぜひ、参考にしたいと思います」といった声も聞かれました。PISTのアドバイザーを務める本学科の高雄元晴教授は、「学生たちは普段からプログラミングの勉強をかねて、さまざまなゲームソフトを作成しています。このイベントが、彼らのイマジネーションやクリエイティビティを伸ばすきっかけになるとうれしい」と語りました。