情報理工学部では1月20日に株式会社USENから講師を招き、本学部の3年次生を対象とした「音楽放送?メディア?ICT業界研究セミナー」を、湘南キャンパス16号館で開催しました。現場で活躍する社会人から、業務の内容や働く上での心構えなどについて聞くことで、就職活動に役立ててもらおうと毎年開いているものです。今年は約20名の学生が参加しました。
当日はまず、同社の人事に携わるスタッフが、「USENは飲食店やコンビニエンスストアといった業務店に流れる音楽を提供し、その分野でトップのシェアを得ています。また、それだけでなく音楽アプリの開発や、グルメサイトの運営、企業向けのICTソリューションなど多様なサービスを展開しています」と事業内容を解説。求める人物像について、「システムエンジニアといった理系の皆さんが力を発揮できる職場も充実しており、今年は採用数を増やしていますので、積極的に挑戦してほしい。あきらめずに物事に挑戦し、新たな成果を創造しようという意欲ある方をお待ちしています」と語りました。
また、同社のシステムエンジニア職のスタッフも登壇。「入社してからはしっかりとした研修がありますので、プログラミングに自信のない方でも問題ありません。大切なのは新たな知識を吸収し、それを仕事に生かそうという姿勢です。これはどんな分野の業務にあたろうと、必要な心構えだと考えています」との話を、学生たちがメモを取りながら熱心に聞く姿が見られました。
セミナー終了後には、学生から「入社後は文系、理系によって業務の内容が異なりますか」「開発したシステムを使った人から使用の感想を聞ける機会はありますか」といった質問がありました。参加した情報科学科の前田侑樹さんは、「実際に社会で働く方々の実感が込められた意見を聞くことで、就活への気持ちが引き締まりました。システムエンジニアの仕事の幅が想像以上に広いこともわかり、ますますその分野の仕事がしたいという気持ちが高まっています。今日の経験を生かして内定を勝ち取りたい」と感想を述べていました。