札幌キャンパスでは2月15日に、国際文化学部地域創造学科の学生グループ「地域カフェ研究会」が地域交流の拠点として運営するカフェ「Three Café(スリー?カフェ)」のグランドオープン記念イベント「サウスエリアシンポジウムat札幌?石山~地域の明日はどっちだ~」(主催=同実行委員 会)を開催しました。会場となった「Three Café」は、同研究会が本キャンパスに近い南区石山地区の商店街に昨年11月にプレオープンさせ、本シンポジウムの前日となる14日に本格開業していま す。今回のシンポジウムはbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户と地域が協働し、新たな「学園」像と新たな「地域」像を描くことが目的。本学の2014年度松前重義記念基金の助成も受 けています。
当日は、総合商研株式会社札幌情報誌『ふりっぱー』事業部編集企画課課長の藤森貴将氏による講演「地域の魅力と発信~札幌のこれまでとこれから~」 をはじめ、パネルディスカッション「南区?石山地域における魅力~地域に根ざした創造と再発見~」を実施。参加した地域住民や学生、教職員など約40名を 前に、地域資源の発掘と情報発信の重要性について語った藤森氏は、「地域の人間にとっては当たり前のものでも、外部から見ると羨望のまなざしをあつめるモ ノ?コト?ヒトを探さなくてはなりません。さらに他地域と差別化した独自の内容に特化した情報を適切な媒体に発信する仕掛けづくりをしなくてはならない」 と語り、「インターネットの発達に伴い、仕掛け次第で情報は拡散していきます。強烈な事実にストーリー性を掛け合わせて発信することが大切です」と解説し ました。
続いて行ったパネルディスカッション「南区?石山地域における魅力~地域に根ざした創造と再発見~」では、コーディネーターをつとめた国際文化学部 地域創造学科の植田俊助教による進行のもと、石山地区にある上杉ガラス工房スタジオパイ代表でガラス作家の上杉高雅氏、石山地区で採掘される札幌軟石を用 いた地域振興に取り組む「軟石や」代表の小原恵氏、石山商店街に店舗を構えるスポーツショップ古内専務取締役の古内克弥氏がそれぞれに特徴ある活動につい て紹介。Three Café代表の村井健太郎さん(国際文化学部地域創造学科3年次生)も登壇し、カフェ開店に至った経緯や地域住民との交流を深めることを目的に参加してき た地区でのイベントの様子などを説明し、「石山地区の皆さんはどのような催しでも自らが楽しんで取り組んでいると感じています。提供する側が楽しんでいる からこそ参加者も集まり、地域活性化につながるのでは」と述べました。
来場者からは、「地区でおきている新しい取り組みについて知れる、貴重な機会となりました」「これまで石山地区には住民が気軽に集える場所が少な かった。カフェを活用することでコミュニケーションが深まり、活性化につながるのでは」といった声が聞かれました。また、地域カフェ研究会のメンバーたち は、「カフェ開店に向けた準備や今回のシンポジウムで新しい人とのつながりを得られています。ぜひ多くの方たちに来店していただきたいと願っています。ま た、この活動を継続できるよう頑張っていきます」と話していました。