国際文化学部デザイン文化学科3年次生の吉田茉莉さんが、東京ミッドタウン(事業代表者:三井不動産株式会社)が主催する「Tokyo Midtown Award 2015」のデザインコンペで審査員特別賞 水野学賞を受賞しました。この催しは、ミッドタウンの『“JAPAN VALUE”(新しい日本の価値?感性?才能)を創造?結集し、世界に発信し続ける街』を目指す活動の一環として、アートとデザインの2部門で2008年から開かれています。デザインコンペはプロ?アマ、国籍等を問わず39歳以下が対象でテーマに基づいた自由な発想のデザインが募集されており、受賞作品は商品化に向けて全面的なサポートを受けています。今回は「おもてなし」をテーマに、全国から1316点の応募があり、グランプリ以下入賞8作品が選出されました。10月16日に東京ミッドタウン内で授賞式が開かれ、吉田さんも審査員でクリエイティブディレクターの水野学氏からトロフィーと副賞が手渡されました。入賞した8組のうち、大学生での受賞は吉田さんのみという快挙です。
吉田さんの作品は『縦書きレシート』で、一般的に「横書き」のレシートを縦書きにプリントし、裏面には「ありがとうございました」と感謝のメッセージも刷りこむことで、日本独特の「おもてなし精神」を表現。審査員からは、「異国のスーパーで見慣れないコインとレシートを受け取る。たったそれだけの小さな出来事が好奇心を刺激する」と評価されました。本学科の笹川寛司准教授のゼミナールの課題としてこの作品制作に取り組んだ吉田さん。応募に至るまでには、ゼミの仲間との意見交換や笹川准教授からの指導を受けながら、作品としてまとめていきました。「飲食店の『おしながき』からヒントを得て、今までなかった縦書きのレシートのアイデアを思いつきました。デザインに関するコンペには2回目の応募で、正直まったく自信がありませんでした。笹川先生やゼミの仲間たちのサポートがあっての受賞で、高く評価していただけてとてもうれしく感じています」と話しています。
なお、受賞作品は16日から11月8日(日)まで、東京ミッドタウンのプラザ地下1階?オープンスペースに展示されており、3日(火?祝)まで来街者の一般投票で人気作品を選出する「オーディエンス賞」も実施されています。結果は6日(金)に東京ミッドタウン?オフィシャルサイトで発表されます。
■東京ミッドタウン 「Tokyo Midtown Award 2015」オフィシャルサイト
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/