国際文化学部地域創造学科の植田俊講師が「2019年度ティーチング?アワード」の優秀賞を受賞。4月1日に札幌キャンパスで、本学部の平木隆之学部長同席のもと、網野真一札幌キャンパス長(生物学部長)から賞状と目録が手渡されました。本学では教育の質向上を目指し、2002年度から優れた授業を行う教員らを「ティーチング?アワード」として顕彰しています。1年間の講義科目の授業を対象に行った学生による授業についてのアンケートなどの結果に基づき、大学運営本部を中心とした厳正な審査を経て学長により決定されるもので、2019年度は5名に優秀賞を授与しました。
スポーツ社会学が専門の植田講師は、「コミュニティ?スポーツ論」「地域社会学」「ボランティア」などの授業を担当しています。授業では、語りすぎず、少しだけ難しい問題を提示して終えることで、学生たちが“もっと詳しく知りたい”“より深く探究したい”と積極的に学びたくなるようなきっかけをつくることを意識しています。「教員の役割は自転車の補助輪をはずすこと。コツを覚えてこぎ始めるまでは大変ですが、走りだせば慣性の法則で楽に進めるようになります。教育も同じで、学ぶ技術を身に着ければ自分の力で学習を深められるようになる。あとは、ディスカッションやコメントシートを通じて多様な視点や考えを提示し、学びを発展させています」と話します。
植田講師は、「評価してくれた学生や推薦してくださった先生方に感謝しています。さらに学生たちに満足してもらえる授業を目指そうと、ますます意欲がわいてきました。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の感染拡大が懸念されていますが、そういうときこそ新たな教育手法や授業形態を生み出すチャンスと前向きにとらえています。ITを活用したコミュニケーションや反転授業(あらかじめ授業のエッセンスを学生に提示して十分に予習してもらい、授業では復習を中心にして理解を深める方法)といった教育法を積極的に取り入れ、対面でなくても大きな効果が得られるような授業も工夫したい」と意欲を見せています。