法学部法律学科では1月11日に湘南校舎で、株式会社エニキャリによる特別講義「考えよう、物流2024年問題」を開催しました。
本学科3年生がゼミの課外活動の一環として実施したもので、物流DX?物流GXソリューションにより事業者の支援を手がける同社の代表取締役、
そして本学総合社会科学研究所の客員教授を務める小嵜秀信氏を講師としてお招きしました。
当日は、法学部に限らず、他学部からオンライン参加を含め、約90名の学生が参加。
小嵜氏はまず、自身の来歴を紹介しながら、「物流の2024年問題」について、法律改正と社会環境の展開から生まれる問題点が、社会にどのような影響を与えるか、解説いただきました。
また、この「2024年問題」の解決に向けて、政府と民間事業者が一体となって対策を検討し、物流革新に向けた政策が発表されていること、
この問題を解決するためには、複数の物流企業の倉庫、トラック等をシェアしたネットワークで輸送する共同輸配送システムの構想、
フィジカルインターネットによる究極の効率化が重要であるとのことでした。
そして最後に、「物流の2024年問題」は、今後の日本経済の成長のカギを握っている存在であるということを強調し、学生が進むべき選択肢として、
「業種関係なく、企業に入って物流を活用した施策に取り組むことも可能であること、物流企業に入って新しい物流を自ら生み出すことなどがある」とお話しされました。
当日参加された学生からは、
?現在の置かれている状況や、今後どういった解決策があるか、具体的に知ることができ、今後の働き方や生き方に繋げていきたいと感じた。
?自分が知らなかった社会問題について、原因から政府の対策まで知ることができ、非常に勉強になった。
などといった感想がありました。
今回の特別講義を企画した法学部ゼミ生は、「本特別講義を企画するにあたって、企業との調整、打ち合わせを何度も行いました。
この経験を今後の就職活動や社会に出た際に、必ず生かしたい」と語っています。