法学部の高塚忍さん(3年次生)と永澤匠哉さん(同)、政治経済学部の勝谷貴幸さん(3年次生)が、「神奈川産学チャレンジプログラム」(主催:一般社団法人神奈川経済同友会)で優秀賞を受賞。昨年12月17日にパシフィコ横浜で開かれた表彰式に参加しました。同プログラムは、神奈川県内の大学と同会に所属する企業、団体とが協同し、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンペです。参加企業が日常の経営課題の中から実践的な研究テーマを提示し、学生チームが数カ月をかけて研究テーマに取り組んだ成果を企業にプレゼンテーションします。企業は提出された研究成果の審査を行い、優秀な提案を表彰します。今年度は21大学から213チームが参加しました。
高塚さんらは、横須賀市を拠点にリフォームを手掛ける株式会社ヨコソーからの課題「神奈川県内の一般消費者をターゲットとした、ヨコソーのコア事業である大規模修繕工事とのシナジーを生む『新規ビジネス』の提案」に挑戦しました。日本では大規模な災害が発生した際、行政が中心となって住宅の安全性の確認などを実施しますが、人手不足から修繕工事などが遅れ、被災者が学校や体育館での避難生活を長期間にわたって強いられてしまうことがあります。そこで学生たちは、災害直後からヨコソーが建物の安全確認や修繕工事を行う新規事業を提案。自然災害の多い日本の問題を解決するプラン内容が評価され、優秀賞に選出されました。
高塚さんは、「法学部や政治経済学部で勉強を続ける中で、日ごろの学びを何かに生かせないかと考え、今回の産学チャレンジプログラムに応募しました。最優秀賞を目指していただけに悔しさもありますが、実際に賞状をもらったときには頑張ってよかったと感じました。これまでは学部を横断して何かに取り組むという経験がありませんでしたが、それぞれの学部で培った知識を使いながら課題に取り組むのはとても有意義な経験でした。これからもさまざまなことに挑戦していきたい」と話しています。