学生が古代エジプトのパピルス文書についての地域連携講座を実施しました

学生が古代エジプトのパピルス文書についての地域連携講座を実施しました

7月18日に文学部の学生3名が、地域連携講座「古代エジプトのパピルス文書修復プロジェクトについて」を湘南キャンパスの最寄り駅、小田急線bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户前 駅南口にあるbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户サテライトオフィス地域交流センターで実施しました。今回の講座は本学部の山花京子准教授が、6月20日から来年1月16日までの6 回シリーズで実施している「入門!『古代エジプト』文明~鈴木コレクションに見る古代世界~」の第2回目です。山花准教授の指導のもと、「パピルス修復プ ロジェクト」に携わっている本学部歴史学科考古学専攻の学生たちが、企画から準備、当日の講師までのすべてを担当。地域住民ら15人が参加しました。

この地域連携講座は6月から始まったもので、文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された地域連携の取り組み 「To-Collaboプログラム」を推進するために企画したものです。これまで4回開催しており、文学部や教養学部など湘南キャンパスの教員が講師を担 当。多様な専門分野を持つ教員が”大学の知”をわかりやすく伝えることで、地域と大学の交流とさらなる地域の活性化を目指しています。

学生たちは準備した資料を用いながら古代エジプトの時代背景やパピルス文書修復プロジェクトについて説明。その後、参加者たちは3班に分かれて学生の指南 を受けながら、現代に作られたパピルスを使って修復作業を体験しました。学生たちはプロジェクトでの経験を振り返りながら、「1本1本の繊維の方向に着目 してください」「ていねいにはがして張り合わせないと元の形になりませんよ」などと、修復のコツや注意するポイントを伝授しました。また、講座では東海大 学が収蔵する古代エジプトの遺物の一部も公開され、参加者が手にとって眺める場面もありました。

参加者からは、「パピルスの修復など、ほかではできない体験で面白かった。大学がこのような講座を開いてくれるのは大歓迎です」「大切な歴史的遺物にふれ る事ができて感激しました。古代エジプトにますます興味がわき、次回も参加したいと思います」との声が寄せられました。企画した学生は、「最初はうまくコ ミュニケーションがとれるか心配でしたが皆さんに楽しんでいただけてよかったです。準備は大変でしたが、自分たちの活動を発信するよい機会でした」「自分 たちは専門的に学んでいるというおごりがありましたが、皆さんからの質問の答えに窮することもありました。もっと勉強しなければと意欲がわきました」と話 しました。なお、地域連携講座は今後も順次開講していく予定です。

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