広報メディア学科メディアプロジェクト?テレビ班の学生がハノイの日本文化交流センターで日本語ワークショップを開催しました

文化社会学部(文学部)広報メディア学科のメディアプロジェクト「テレビ班」のメンバーが10月31日から11月4日にかけてベトナムを訪問。ハノイの国際交流基金日本文化交流センターで日本語を学ぶベトナム人らを対象にしたワークショップを開きました。テレビ班では、2001年から隔月で15分のドキュメンタリー番組「ミネスタウェーブ」を制作しています。15年には国際交流基金アジアセンターと、「日本の今の姿を学生の視点で切り取っているミネスタウェーブを、ベトナムの大学で日本語を学ぶ学生に向けた教材として活用できないか」との提案、協議を経て17年よりハノイ大学をはじめとした5大学に日本語教材として、映像提供しています。

今回ベトナムを訪問したのは、4年次生の須金香奈さん、3年次生の櫛部遥さん、石井裕里恵さん、多田菜奈美さん。現地では2回のワークショップを開催し、日本文化や日本語について学ぶ市民や現地で日本語教育に携わる関係者ら約60人に番組制作の裏側や日本文化を紹介。さらに、参加者が番組内で出てきた日本語を紹介する模擬授業や、気になったキーワードを使ったドラマを制作に取り組みました。現地ではハノイ市内を散策して国際文化にも触れ、参加した学生は、「私たちが一生懸命制作してきた番組を、遠く離れたベトナムの皆さんが日本語を学ぶ教材として一生懸命に見てくれていた。その姿に番組制作の魅力をあらためて感じました」「ミネスタウェーブでは身近な社会問題などをテーマに番組作りをしていますが、ベトナムでも日本と同じようにさまざまな問題が発生しており、『日本で行われている姿はベトナムでも参考になる』という言葉もいただきました。私たちが作っている番組が日本だけでなく、国境を越えて役に立っていることを知り、ドキュメンタリー番組を制作することの重要性に触れられました」と話していました。

指導に当たる五嶋正治教授は、「番組の作り手はなかなか放送されている現場や実際に視聴者の意見を聞く機会が少ない。ましてや国外を舞台にした今回のような経験は大変貴重です。参加した学生たちはこのプロジェクトに携わることでの達成感をあらためて感じたと思いますので、ぜひ今後の活動に生かすとともに後輩たちにも今回の経験を伝えてほしい」と語りました。

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