考古学専攻生が発掘調査報告会を開催しました

 長期休暇中、考古学専攻の教員が主催する国内外の遺跡の発掘調査に参加した学生たちが、発掘調査の成果報告会を開催しました。

考古学専攻では、学生が実際に遺跡の発掘調査を体験することは、フィールドワーク実習の実地研修も兼ねています。ここ数年は、コロナ禍の影響で合宿形式での発掘調査自体が難しかったこともあり、本発掘調査報告会の開催は実に4年ぶりのことでした。こうした経緯もあり、会場には40名以上の学部生が駆け付けてくれました。

 今年の調査地は、アルメニア共和国のレルナゴーグ遺跡(有村誠)、青森県六ヶ所村の金堀沢遺跡(松本建速?宮原俊一)、長野県松本市の北尾根3号墳(北條芳隆?白川美冬)の3か所でした。

 アルメニア共和国のレルナゴーグ遺跡(有村誠)
青森県六ヶ所村の金堀沢遺跡(松本建速?宮原俊一)
長野県松本市の北尾根3号墳(北條芳隆?白川美冬)

各発掘調査に参加した学生の代表がそれぞれ、遺跡の特徴や実習内容について報告しました。新石器時代の定住集落のルーツを探究したアルメニア班、遺跡の形成過程を追求した青森班、古墳の実態を解明した長野班など、いずれも的確で非常に分かりやすいプレゼンテーションでした。報告会に参加した学生たちも目を輝かせながら、耳を傾けていました。

特定助手 白川美冬