現在グローバル企業で活躍されている、英語文化コミュニケーション学科(英コミ)の卒業生の佐藤 大文(さとう ひろふみ)さんにインタビューしました。
Q. bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户卒業後のご経歴について教えてください。
A. 2008年3月に英語文化コミュニケーション学科卒業しまして、その後、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户法科大学院へ進学し、弁護士資格を取得しました。
弁護士事務所で3年半ほど裁判案件を中心に業務に従事した後、7年半程、企業内弁護士としてソニーグループ株式会社の法務部に勤務しました。
ソニーでは同社及び同社の子会社の契約や紛争解決等に従事していました。現在は2024年からトヨタ自動車株式会社の法務部に勤務しています。
Q. ドバイ(アラブ首長国連邦)に駐在していたこともあるとお聞きしていますが、その時は、どのような業務につかれていましたか。
A. 英語を使って外国籍の部下に契約書のレビューの仕方の指導を行ったり、会社従業員に対するコンプライアンス研修などを行っていました。
また、紛争案件については、現地の弁護士と訴訟戦略を策定したうえで、進捗状況について日本側のメンバーに報告していました。
Q. 英語文化コミュニケーション学科での学修経験でどのようなことが役に立ちましたか。
A. 英語でのディベート経験を積めたおかげで、英語のネイティブスピーカーとの交渉でも、相手の英語に圧倒されることなく、また、物おじせずに意見を言えるようになりました。
例えば、交渉相手が速い英語でまくし立ててきても、論理的に相手の主張のおかしい部分を指摘しながら、こちらは感情的にならずに自身の主張を伝えていき、
お互いが納得する内容を提案することができるようになったのは大学時代に英語ディベートを学習したからだと思います。
Q. 今後の展望について教えてください。
A. 世界中の人々がより日本の製品やサービスの魅力を知ってもらえるようにするため、日本企業の契約交渉や紛争解決等に対して、自身の強みである英語と法律を通じてサポートしていきたいです。
そのうえで、自身の経験を教えながら世界で通用する法律家を育成していきたいと考えています。
Q. 最後に英語文化コミュニケーション学科の在学生に一言お願いします。
A. 常に目的意識を持ちながら大学生活を送ってほしいと思います。「皆そうしているから自分も同じことをする」は一見楽ですが、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することにつながります。
そのため、「なぜこれを勉強するのか、将来の自分にどう役立てていくか」を常に考えながら、4年間という限られた時間の中で、将来の自分へ投資してもらえればと思います。
(インタビュー:綾部)