※以下の内容は、すべて2020年度の情報です。
富永 基訓子さん
4年次在籍
安全安心な食づくりに貢献したい
私は食べることが好きで、多くの食べ物と出会うにつれて、食品の製造過程から消費者の元に届くまでの道のりについて興味をもつようになりました。特に食中毒や異物混入といった食の安全に関するニュースを目にしてから、安全安心な食づくりを学び私たちの生活に不可欠な「食」をより良いものにしたいと考え、水産学科食品科学専攻を志望しました。本専攻では、水産食品の加工技術だけでなく、食品に含まれる成分が人体にどのように影響するかなど機能についても学ぶことができます。さらに食品関連企業で普及が進んでいる高度な食品衛生管理システム「HACCP」を実際の工程を体験して学べ、実務管理者の資格を取得することができるため、食品と私たちのかかわりについて多くの知識を身につけることができます。将来は食品関連企業への就職を目標としています。食品にはさまざまな携わり方があり、自身の可能性を広げるためにも引き続き多くの発見をしていきたいと思います。
新商品の開発に携わっています
私は「商品開発プロジェクト」に参加し、企業と協同した新たな食品の開発に力を入れています。商品開発は一筋縄ではいきません。企業へ出向き商品のプレゼンテーションを行ったり、素材の相性や風味についてチーム内で改善案を出し合い何十回もの試作を繰り返します。商品開発は多くの時間を要し大変なこともありますが、完成した商品が実際に店頭に並びお客様に購入していただけたときは、それまでの苦労が吹き飛ぶほどの達成感があります。
中村 咲希さん
3年次在籍
大野 歩さん
4年次在籍
奥深い「食」の世界を学んでいます
本専攻では食品に含まれる栄養成分や調理法による成分の変化、魚の鮮度の測り方から食品化学、食品衛生、食品加工など食品に関するさまざまなことを学べます。また、講義だけでなく実験や実習が多いことも特長で、3年次の海洋実習では実際に調味料の製造工場を訪れ、製造工程や品質管理などについて学びました。私は現在、水産物や水産加工品の抗酸化作用について学んでいます。人体における老化や疾病の要因となる「酸化」を防ぐ成分を含む水産物としてクジラ肉に着目し、まずはどのような方法であれば抗酸化成分の有無を検証できるか、その方法について調べています。
大学での学びが生きています
私は内陸県出身で「海」に強い憧れがあり、海産物を食べることも大好きなため、水産学科食品科学専攻へ入学を決めました。特に「海」や「海洋生物」が大好きな仲間が集まり、学科?専攻を越えて活動する部活やサークルがあることも理由の一つでした。本専攻では食品に関する全般的なことが学べます。特に3年次では最新の設備が揃う食品製造実習室を使用した水産加工食品の製造や食品衛生管理システム「HACCP」について学べ、卒業する時には食品製造業に通じる高い知識と技術を得ることができました。本専攻で学んでいく中で、私は「食品製造」に興味をもち、指導を受けた担当教員の強い薦めもあり、卒業研究では北海道で未利用資源を活用した水産加工食品開発を行いました。その他にも製造した食品を地域のイベントで紹介?販売しマーケティングの手法も学ぶなど多くの経験を積みました。現在は、一正蒲鉾株式会社で勤務し商品開発の仕事に携わり、既存の商品を改良することや世の中にない新しい商品を開発していますが、在学時に習得した知識や経験が生かされていると実感しています。
一正蒲鉾株式会社
齋藤 右京さん
2017年度卒業