海洋学部では8月19日から23日まで、清水キャンパスや本学部海洋科学博物館、三保海岸などで、「海洋学部 高大連携特別プログラム」を実施しました。 このプログラムは、静岡県内外の水産?海洋系高校の高校生を対象に、海洋に対する認識や問題意識を養うことを目的として2006年度から実施しているもの です。
今回は、本学部が「教育交流協定」を締結している静岡県立焼津水産高校、神奈川県立海洋科学高校、東京都立大島国際海洋高校をはじめ、京都府立海洋高校、 熊本県立苓洋高校から13名の生徒が参加しました。プログラムは5日間で15時限行われ、参加者たちは、海洋に関する人文?社会学、理?工学、農?水産学 など多様な分野における基礎知識や最新の研究成果などを講義や実験を通して学び、最新の海洋スポーツも体験するなどして海に関する知識を深めました。
初日は千賀康弘学部長のガイダンスに続き、加藤登特任教授(水産学科食品科学専攻)による「生物資源の利用(食品加工を体験する)」を実施。魚肉に塩を加 えて加熱すると弾力のある凝固肉になることなどを理論的に学び、参加者たちは実際にカマボコやイワシハンペンを作りました。また、20日に実施された「海 の生き物を調べる(水族の解剖実験や顕微鏡観察)」では、秋山信彦教授(水産学科生物生産学専攻)、松浦弘行准教授(同)、石井洋准教授(清水教養教育セ ンター)が、脊椎動物のサバ、無脊椎動物のハマグリを使っての解剖実験を指導。生徒たちは解剖した魚の内臓を観察し、陸上動物との違いなどを学びました。