海洋学部では2月21日に、第3回「海洋タウンミーティングin石垣島」(主催:bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户海洋学部、大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所エリアケイパビリティプロジェクト、共催:石垣市、八重山青年会議所、世界自然保護基金ジャパン、協力:沖縄県立八重山高校、同八重山商工高校、同八重山農林高校、石垣市教育委員会)を、ホテルグランビュー石垣島で開催しました。これは、本学部と総合地球環境学研究所が協働で展開している研究プロジェクト「東南アジア沿岸域におけるエリアケイパビリティーの向上」の一環。大学や研究機関、地域が連携して教育などについて一緒に考えることを目的に、石垣島での新たな魅力づくりにつながる研究を継続し、高校生を対象に環境教育を実施するものです。当日は、行政や環境保全団体、教育関係者、農業従事者、学生など約60名が参加しました。
今回は2部構成で実施。第1部では仁木将人准教授(環境社会学科)が司会を務め、川崎一平教授(海洋文明学科)が開会のあいさつ。続いて本学副学長の川上哲太朗教授(環境社会学科)が「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の地域連携と教育」をテーマに講演し、「大学が地域の課題を解決するための拠点となり、地域社会に出て役立つ実践力を持つ人材育成を目指し、今後もこのような活動を積極的に進めたい」と話しました。また、総合地球環境学研究所エリアケイパビリティプロジェクト?リーダーを務める石川智士准教授(本学部非常勤教員)が?環境保全、地域開発における環境教育とは?と題して講演。その後、地元の高校生が石垣島の環境保全の取り組みなどについて、また海洋文明学科の学生たちが学園の海洋調査研修船「望星丸」の船上で学ぶ授業の様子や海洋実習について紹介しました。
第2部ではワークショップを実施し、まず山田吉彦教授(海洋文明学科)が石垣島の観光客が飛躍的に増加している背景にふれ、環境保全や地域経済などについての話題を提供。4グループに分かれて石垣島のさらなる魅力発信の方策などをめぐり活発にディスカッションしました。参加者からは「宝探し」プロジェクトの立ち上げや漂着ゴミ問題の処理方法をめぐる技術開発など多様なアイデアが出て、活発に意見が交わされました。
最後に、八重山青年会議所の前里喬史理事長が閉会のあいさつに立ち、「本日のワークショップを通じ、あらためて石垣島について考えることができました。これからも研究者の皆さんの力を借りて、地元をよくしていきたい」と話しました。会場では、今後の連携や研究の発展を目的にアンケートをとり、参加者の皆さんから、「大学と地域が連携した研究教育活動は今後もぜひ続けてほしい」などの意見をいただきました。