海洋学部が「JENESYS 日?ASEAN及び東ティモール オンライン交流」に協力しました

海洋学部が1月11日に開かれた、「JENESYS 日?ASEAN及び東ティモール オンライン交流(Research for the synergy of FOIP and AOIP)」に協力しました。「JENESYS」は日本政府(外務省)が推進する事業で、人的交流を通じて日本の政治、経済、社会、文化、歴史及び外交政策などに関する対日理解の促進を図るとともに、未来の親日派?知日派を発掘することを推進しています。例年、本学をはじめ日本の学生たちが各国を訪問して国際交流を深めてきましたが、世界規模でのbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症の拡大による渡航制限などを受け、事業の一部をオンラインに変更。今回は、主に「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」をテーマとしたオンライン交流プログラムを実施し、海洋にまつわる基本的な知識の習得を目指してASEAN10カ国、東ティモール及び日本の学生ら約100名が参加しました。

当日は、WEBビデオ会議システム「Zoom」を用いて実施し、脇田和美教授がファシリテーターを務めました。はじめに、本学部の齋藤寛学部長が学部?学科のカリキュラムを説明。また、本学海洋調査研修船「望星丸」を使った「海洋実習」や駿河湾に生息する深海生物の研究、東京都と共同で行った沖ノ鳥島の調査など、海について総合的に学べる海洋学部ならではの取り組みを紹介しました。プレゼンテーションでは、李銀姫准教授が「小規模漁業の現状」と題して、近年の漁業や水産政策などの変化を解説。小規模でも大きな成果をあげることができる小規模漁業の持続可能性とさまざまな側面について講義しました。続いて、坂本泉教授がミネラル豊富な海底で発生する海洋鉱物資源や海底カルデラの熱水循環モデルについて講義し、海底探査の作業手順や資源開発による環境問題にも言及。また、渡邉啓介教授は、工学原理を基に海洋開発を考える海洋工学について説明。オフショア石油やガスプロジェクトなど海底生産システムを解説した後、ドローン配達実験を始めとした自身の研究について講義しました。

最後に、本学部の日本人学生2名が学生生活の様子を紹介し、ウインドサーフィンの授業やダイビングなど海に近い清水キャンパスだからこそできる活動やその魅力について発表しました。次に留学生2名はbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户へ留学した動機などについて自身の経験を話しました。その後はディスカッションも行い、参加者から発表者に対して研究内容に関する質問が寄せられました。発表者からは、フィールドワークをはじめとした実地体験や学びの重要性を伝えるなど、参加したアジアの学生の皆さんへメッセージを送りました。