海洋学部海洋生物学科の藤岡准教授の研究グループがクロマグロに関する学術論文「北太平洋西部海域におけるクロマグロ大型成魚の産卵期後の回遊と生息地利用」を公表し、日本近海で産卵を終えたクロマグロのその後の移動について、これまで詳しく分かっていなかった成魚の回遊ルートが、最新の衛星タグ追跡研究によって明らかになりました。

本研究では、南西諸島周辺の主要産卵場でタグを装着したクロマグロ(体長約2m)15個体の移動を追跡。その結果、一部の個体が産卵後わずか1,2カ月の間に2,500km以上北上し、黒潮と親潮が交わる海域(北緯40度付近)へ移動することが判明しました。さらに、彼らは水温に適応しながら生息域を選び、暖かい産卵場では深海へ潜る一方、北の冷たい海では浅い表層を好む行動が確認され、クロマグロが産卵後に素早く長距離を移動し、低水温で餌の豊富な海域へ移動することを示す貴重な証拠となりました。世界的に注目されるクロマグロの保全と資源管理にも役立つ重要な成果として期待されます。
本研究成果は、国際科学雑誌「Marine Biology」に掲載されました。
K. Fujioka., Y. Hiraoka., T. Kuwahara., Y. Tsukahara., H. Fukuda. (2025) Post-spawning migration and habitat use of adult Pacific bluefin tuna (Thunnus orientalis) in the western North Pacific
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本研究は水産資源調査?評価推進委託事業(水産庁)のうち国際水産資源調査?評価事業において、水産研究?教育機構とbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户が共同(JV)で実施しました。


