bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户医学部付属病院では、2月10日に伊勢原キャンパス1号館で認知症研修会を開催しました。本院の認知症疾患医療センターが、認知症への理解を深め てもらう為、毎年行っています。今回は「若年性認知症」をテーマに、専門家の講演やパネルディスカッションを実施。当日は、学生や教職員をはじめ地域住民 や医療従事者など多数が参加しました。
認知症は高齢者に多いと思われている病気ですが、最近では若い年齢から発症する患者も多く、65歳未満で発症した場合に若年性認知症と呼ばれます。働き盛 りで発症することもあり、経済的に困難な立場になることも問題となっています。研修会の前半では、神奈川県認知症対策推進協議会会長でもある医学部付属大 磯病院の吉井文均病院長が、若年性認知症に向けた行政の施策などを説明。続いて、社会医療法人財団石心会川崎幸クリニックの杉山孝博院長が登壇し、「若い 年齢から発症し、診察中の受け答えなどはしっかりとできる若年性認知症は、専門医でも診断することが難しい」と課題を挙げ、認知症患者との向き合い方につ いて話しました。
後半では、医学部付属病院認知症疾患医療センター長の高橋若生准教授と看護部の磯みどり外来師長の司会のもと、3人の専門家が若年性認知症への取り組みを 講演しました。特別養護老人ホーム ラポール藤沢の阿部充宏施設長は、介護施設を運営しながら見えた介護面の諸問題を挙げ、かまくら認知症ネットワークの稲田秀樹代表理事は、若年性認知症患 者と行っている地域の清掃活動やスポーツ大会などの取り組みを発表。また、認知症介護研究?研修大府センターの小長谷陽子研究部長は、若年性認知症コール センターに届く家族や介護職に就く人の声などを紹介し、認知症治療についての展望などを話しました。その後行われたパネルディスカッションでは、参加者か ら介護や治療法などについて、具体的な体験を交えた質問が寄せられ、杉山院長を加えた4人の専門家と意見交換を行いました。