医学部では1月18日に、タイ?バンコクのチュラロンコン大学医学部と学術交流?学生交換に関する協定を締結しました。本学部ではアメリカ、イギリス、デンマーク、オーストラリアの大学の医学部と連携し、留学や研修プログラムを設けるなどグローバルな視点の育成を目指して積極的な国際連携を展開しています。昨年8月にはアジア地域と医療や公衆衛生、伝統医療などの分野での連携を促進するため、タイの公衆衛生省と医療分野を担う人材の育成に関する覚書を締結しました。こうした流れの中で、タイでも有数の歴史と実績を持つチュラロンコン大学医学部との学術交流?学生交換について合意に至ったものです。
同大学で行われた調印式では、今井裕医学部長とシュッティポン?ワチャラシンド医学部長が協定書にサイン。ワチャラシンド学部長から記念品も贈られました。式典後は、2017年度に開始する臨床実習を目的とした学生交換や研究者の共同研究?学術交流を見据えた共同セミナーの開催などについて相互に確認したほか、今後の展開に関して意見も交換しました。
今井学部長は、「本学ではタイのモンクット王ラカバン工科大学などの教育機関と連携しているほか、ASEAN諸国との交流を視野に入れた活動を展開するため、アセアンオフィスバンコク事務所を設置しています。今回の協定締結は、タイの公衆衛生省との連携の強化だけでなく、タイと本学との友好関係をさらに発展させるものと期待しています」と話しています。