医学部付属病院と高度救命救急センターの医師、看護師の洋上救急への協力に対し感謝状が贈られました

医学部付属病院と同病院高度救命救急センターの足立基代彦医師、久保康隆看護師がこのほど、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户6年『海の日』海上保安庁長官表彰」を受賞しました。積極的に船員の救急往診に協力し、人命の保護に貢献した「洋上救急協力病院」「洋上救急協力者」として顕彰されたものです。7月26日に横浜市開港記念会館で表彰式典が行われ、渡辺雅彦病院長と足立医師、久保看護師に感謝状と盾が授与されました。

洋上救急は、公益社団法人日本水難救済会の事業として1985年に開始された世界で唯一の制度です。本病院は海上保安庁や海上自衛隊と協力して傷病者の救命に当たる洋上救急協力病院として、88年から100回以上にわたり医師と看護師を派遣しており、足立医師と久保看護師も複数回、出動しています。

足立医師は、「洋上救急では、限られた医療資源の中で一刻を争う対応が求められます。緊迫した状況下でも迅速?的確な救命処置ができるようさらに研鑽を積むとともに、一つひとつの対応を院内で共有?検証し、洋上救急の充実につなげていきます」と語り、久保看護師は、「出動に当たっては、医師と連携して患者さんの状況を予測して準備し、現場では最善の判断と処置ができるよう努めています。先輩から学んだ救命への姿勢と技術、自分自身の洋上での経験をスタッフに還元し、医療の質の向上に役立てたい」とコメント。渡辺病院長は、「受賞者をはじめ病院としての取り組みを評価していただきうれしく思います。今後も関係機関と協力し、洋上救急に尽力していきます」と話しています。

なお、足立医師と久保看護師は6月27日に、日本水難救済会からも洋上救急功労者として表彰されています。

6月27日に東京都千代田区の海運クラブで行われた日本水難救済会?洋上救急功労者の表彰式