医学部看護学科の1年次生が「地域健康実習」の授業で「市民健康スポーツ大学」の講座に参加しています

医学部看護学科の1年次生が「地域健康実習」の授業で9月から11月にかけて、伊勢原キャンパスで開講されている「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户健康クラブ 市民健康スポーツ大学」(※)に参加しています。この実習は、受講者との交流を通して地域の人々の健康意識や医療従事者らによる健康支援の取り組みの実情を知るとともに、予防医療の意義について考えることを目的としています。学生たちは、加齢によって心身の機能が衰える「フレイル」や認知症の予防、自己効力感とレジリエンスといった5つのプログラムの中からいずれか1つを受講します。

11月9日には、本学科の座波ゆかり講師による伝統医療とアロマテラピーの講義を聴講。座波講師は、インドの伝統医療「アーユルベーダ」で定義される3つの体質の特徴と、それぞれの体質に適した食事や運動について説明し、学生たちは受講者と共にユズの精油を用いたアロマテラピーやセルフマッサージを体験しました。体育学部生涯スポーツ学科?野坂俊弥教授による「メンテナンス運動」には、野坂教授のゼミナールに所属する4年次生も参加。学生と受講者が脈拍数を計測しながらストレッチやウオーキング、スキップなどに取り組み、自分の健康の維持?増進に適した運動強度を確認しました。

学生たちは、「受講者の皆さんが協力しながら楽しそうに取り組む姿を見て、運動はもちろん、人と話したり笑ったりすることも心と体の健康に大切だと感じました」「普段は接することの少ない高齢の方とコミュニケーションできてよかった。今後の実習に生かします」などと振り返っていました。

指導する石原孝子講師は、「この授業は、臨床実習で患者さんに接する前に、まずは地域で普通に生活している人々に目を向けてもらうことを目的としています。看護師の仕事は病気やけがをした人のケアですが、学生たちは健康的な受講者と接することで、人にはそれぞれの長い人生があり、看護師が患者さんに接する期間はその一時期にすぎないことを感じてくれたと思います。患者さんが生活者であることを常に意識し、病気になる前と後の暮らしについても考えながら支援できる看護師になってほしい」と話しています。

※「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户健康クラブ 市民健康スポーツ大学」
本学が伊勢原市と提携し、市民の健康づくりや体力の向上を目指して実施している講座。医学部と体育学部、健康学部の教員らで構成する「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户健康クラブ」のメンバーらが講師を務め、講義や運動など年間18回のプログラムを展開しています。