医学付属病院機関の医療従事者と医学部の教員、学生らが救護班として湘南国際マラソンの運営をサポートしました

医学部付属病院機関の医療従事者と医学部の学生、教員らが、12月1日に神奈川県大磯町を中心に開催された「第19回湘南国際マラソン」に救護班として参加。ボランティアで運営をサポートしました。本学では第5回から協力団体となり、医学部付属病院が中心となって救護活動を支援しています。今回は、医師や看護師、理学療法士をはじめ、医学部医学科と看護学科、看護師キャリア支援センターの教員、学生ら70名以上が参加者の救護活動に取り組みました。

本学のメンバーは、救護本部のほか、スタート地点の西湘バイパス大磯西インターチェンジから平塚?茅ヶ崎の海岸沿い、ゴール地点の大磯プリンスホテルまでの各所に設けられた救護所で、負傷者や体調不良者に対応しました。看護学科4年次生の小林嘉穂さんは、ゴール前の坂道で動けなくなったランナーを仲間と共に救護。「最後まで走りたい気持ちとあきらめの気持ちで葛藤している様子だったので、その思いを察しながら言葉をかけ、足のマッサージなどを行いました。再び走り出してからも心配でしたが、“おかげでゴールできた”と笑顔で報告に来てくださったときは本当にうれしかったです。相手の気持ちに寄り添い、尊重する大切さを学ぶ貴重な機会になりました」と振り返っていました。

指導する看護学科の大山太准教授は、「学生たちは、プロフェッショナルな医療従事者と共に2万人の参加者の命を守る活動を通じて、机上では得られない多くのことを学んでくれたと思います」とコメント。救護本部統括医師を務めた付属病院高度救命救急センターの本多ゆみえ講師(医学部医学科総合診療学系救命救急医学領域)は、「この活動は、本学の病院機関と地域の関係機関との連携を強化するとともに、医療従事者の対応力の向上を図り、学生が救急医療に対する意識を高める機会にもなっています。今後も“オール東海”で協力し、地域に貢献したい」話していました。