体育学部スポーツ?レジャーマネジメント学科の大津克哉准教授が参画する「認定NPO法人Global Sports Alliance(GSA)」が今年8月、国連環境計画とともにケニア共和国で日本の運動会をもとにした「GSAドリームキャンプ(UNDOKAI)」を開催しました。2005年から毎年実施しているイベントで、昨年度の「松前重義記念基金 国際活動助成」に大津准教授の「ケニア共和国スラム地区の子ども達に向けたスポーツ?教育活動の支援」が選出されたことから、今回は助成金を活用。会場となった「Sadili Oval Sports Academy」へスポーツ用品を寄贈しました。
「GSAドリームキャンプ」は、2020年の東京オリンピック?パラリンピック開催が決定したことを機に、日本政府が推進する国際貢献事業「スポーツフォートゥモロー(SFT)」の事業に参画しています。日本の教育機関で行われる運動会をベースに、会場での植樹活動や、環境教育を目的とした「リサイクル&クリーンアップ競争」といったオリジナル種目を実施しています。今回は寄贈したスポーツ用品の中から、「玉入れ」や「大玉転がし」といった日本の運動会の定番種目が行われたほか、現地のスポーツクラブにジュニア用テニスラケットを寄贈し、湘南キャンパスの硬式庭球部で部長兼監督を務めている大津准教授の指導のもと、テニス教室も開催しました。大津准教授は、「今回は国際活動助成を受けたことで、例年よりも充実した支援を行うことができました。私たちには慣れしたしんだ日本の運動会の用具も、現地の人には初めて目にするものばかりでとても盛り上がり、大人も子どもも笑顔があふれるイベントになりました。スポーツとは身体的に有効なだけではなく、プレーすることで喜びや希望、幸せをもたらしてくれるものだとあらためて感じました」と語っています。