体育学部と大学院体育学研究科では11月18日に湘南キャンパスで、国際協力セミナー「いつか世界を変える力になる JICA海外協力隊セミナー」を開催しました。JICA海外協力隊の関係者から体験談を聞き、国際協力や国際交流について考えるきっかけにしてもらおうと、公益社団法人青年海外協力協会と共同で開催したものです。当日は、青年海外協力隊のOBでもある松浪稔教授が進行役を務め、来年から青年海外協力隊への参加を予定している体育学部の学生を含め約100名が聴講しました。
当日は、松浪教授が本セミナーの開催趣旨を説明し、青年海外協力協会の原浩治氏が発展途上国での活動内容や応募資格、待遇、参加するための金銭的な負担がないことなど、事業概要を紹介しました。続いて、2022年から2年間にわたってパラオ共和国の保健省公衆衛生局生活習慣病対策ユニットに配属され、運動療法を通した人々の健康増進活動に取り組んだ山﨑真輝氏(職種:体育)が登壇。パラオでの生活や、実際の活動、活動する上で感じた文化の違いなどを講演しました。来年1月からパラオに移住する予定で、JICA海外協力隊の活動の経験をふまえた海外で生活を始める意気込みについても語りました。
参加した学生たちは、「JICAの活動について具体的に理解できました。進路に迷っているので、将来の選択肢として考えたい」「一歩を踏み出す勇気や行動力の大切さがよくわかりました」と話していました。