湘南キャンパスで12月15日に、「第59回神奈川県高校スポーツ強化普及振興協議会」(主催=神奈川県高等学校体育連盟、後援=神奈川県教育委員会)が開かれ、体育学部の教員が運営に協力しました。神奈川県内の高校で運動部に所属する生徒と教員を対象に毎年開かれているもので、トレーニングや講座を通じた競技力の向上を目的としています。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户は2000年度から運営に協力しており、本キャンパスを会場に体育学部の教員らが中心となりプログラムの構成や指導にあたっています。今回は、県内6校から68名の生徒と教員が参加しました。
当日は、15号館キャンパストレーニングセンターで「現場で役立つスポーツサイエンス」をテーマにさまざまなプログラムを展開しました。初めに生涯スポーツ学科の野坂俊弥教授による講義で本学部が展開するカリキュラムについて解説したほか、トレーナーや指導者、スポーツイベントの運営など、競技者でなくてもスポーツと関わる多様な進路があることを紹介しました。続いて3つの参加型セッションを実施し、競技スポーツ学科の花岡美智子准教授が担当した第1セッションでは、体の動きや力加減を調整するための神経系に働きかける「コーディネーショントレーニング」を生徒たちが実践。片足立ちで押し合いバランスを取る動きや、目の前の人物を真似る、音楽に合わせて動くなど、神経と筋肉を協調させるトレーニングに取り組みました。また、第2セッションでは同学科の丹治史弥助教によるエアロバイクを用いた持久力トレーニングの体験会を実施。第3セッションでは、同学科の武田大輔教授と生涯スポーツ学科の谷木龍男准教授が心理学について講義し、チームメート同士による対話の大切さや、運動部顧問の指導における注意点などを解説しました。中心となって運営にあたった花岡准教授は、「生徒たちはチームメート同士で声をかけ合いながら、熱心に取り組んでくれました。大学の設備を用いたトレーニングや心理面からのアプローチなど、オープンキャンパスなどでは体験できない貴重な経験になったと思うので、今後の競技生活に生かしてもらえたらうれしい」と話しています。