経営学科の岩谷教授が教科書『現代ビジネス論』を刊行しました

政治経済学部経営学科の岩谷昌樹教授がこのほど、『現代ビジネス論』(学文社)を刊行しました。本書では、学生にとって身近な商品やサービスを提供する無印良品やGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)などを事例に、経営学の最新のコンセプトやトピックスを説明しています。具体的には、(1)今後AIが普及しても生き残り、必要とされる仕事の一つとされるイノベーターについて、(2)独創的な考えを持ち、自前の経営理論を持つビジネスリーダーについて、(3)働き方改革と働き甲斐改革を同時に推進できる職場の条件について、(4)企業戦略の切り札として注目され始めているデザイン経営について、などを取り上げています。また、各章末にはテキストの内容をより深く調べ、まとめられるようにエクササイズ(演習問題)が付いており、自ら学び、理解する力を養う工夫を施しています。

本書の執筆について岩谷教授は、「今回のコロナ禍において、対面形式でも遠隔形式でも使用することのできる教科書にしようという一心でまとめ上げました。17世紀にペストが流行し、休校になっている期間にアイザック?ニュートンは万有引力の法則を発見しました。それは非日常の時間と空間が新しい視点を与えた『創造的休暇(クリエイティブ?バケーション)』によるものだと語っていたそうです。本書もまさにそうした創造的休暇の中で生まれた一冊として、今後の教育活動で大いに活用していきたい」と語っています。