政治経済学部では12月12日に湘南キャンパスで、キャリア講演会「B to B企業~有利な就職活動を進める為の企業理解~」を開催しました。企業間で取引をする会社を指すB to B(Business to Business)を知ることで、就職活動や経営学の学びなどにつなげてもらおうと、ヤマト電機株式会社代表取締役の中嶋冬彦氏を講師に招き、約30名が聴講しました。
始めに、本学部経営学科の浅野清彦教授があいさつに立ち、「B to Bは経済の最も核になる部分です。企業間の取引は我々の消費や経済行動そのものに直接かかわることは少ないので、残念ながら目にすることや耳にすることはほとんどありません。実際にB to Bの企業で実務や経営をされている中嶋さんからお話を伺うことは、就職活動はもちろん経営を学ぶうえでも有意義な勉強になると思います」と語りました。続いて中嶋氏がB to Bの概要や就職先として選ぶメリットなどを説明し、スマートフォンを使って「日経会社情報DIGITAL」で隠れたB to B企業を探す方法を紹介。学生たちも実際に企業を検索しました。
中嶋氏は、「商社は道なき道を開拓していく仕事です。地元の会社を支援するために信用金庫などを志望している人がいると思いますが、その思いは商社でもかなえられます。志望企業をリストアップする際にぜひ考えてみてください。面接で商社の金融機能に着目して話せると就職活動では有利です」とアドバイスを送り、「業界研究はぜひ今から取り組んでください。1つの業界のトップ5に絞って受けるのは失敗するケース。業界を縦に見て、大企業、中小企業など広く考えてください」と語りました。