教職経験豊富な卒業生による「教職セミナー」を開催しました

理学部では11月5日湘南キャンパスで、学校教諭として活躍している本学卒業生の会「無限の会」の会員による「第8回教職セミナー」を開催しました。本セミナーは、教員を目指す学生が教職への理解を深める機会として毎年2回行っているもので、今回は約30名が参加しました。本学部の4学科(数学科、情報数理学科、物理学科、化学科)では、各学科の1年次生を対象にした導入科目で教員採用試験の対策を取り入れているほか、「教材論」や「教育法」の科目では模擬授業を通して効果的な授業の進め方を具体的に学ぶなど、社会に出てから即戦力として活躍できる教員の育成に力を入れています。

当日は東京都と神奈川県での豊富な教育行政経験をもつ卒業生が講演。教員の職位のルールや教育現場で求められる教師像、教員採用試験で必須となる面接試験の対策法について具体的な事例や実践例を交えて紹介し、「授業の際には、教員自身がその教科を面白いと思って明るく授業をすることが何より大切です。その第一歩が教室に入ったときのあいさつです。元気よくやるよう心がけてください」といったアドバイスも送られました。その後、グループに分かれて採用試験の過去問題を解くワークショップを実施。最後にグループの代表者が解答を導き出す手順について模擬授業を行い、講師から講評を受けました。

当セミナーは数学科と情報数理学科で企画され、企画者の一人板井昌典教授(情報数理学科)は、「本学部では、学校の現場に出てから卒業生が困ることなく活躍できる力を育成するために、その土台をしっかり身につけられるプログラムを用意しています。今後も、学びの楽しさを伝えられる実践力を持った教員を数多く輩出していきたい」と話しています。

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