理学部数学科の山本義郎教授のゼミに所属する学生たちが、3月27日に東京?江東区のNTTデータ株式会社で行われた平成25年度データ解析コンペティ ション成果報告会(主催:経営科学系研究部会連合協議会〈JASMAC〉、協力:株式会社マクロミル、株式会社NTTデータ数理システム、株式会社KSK アナリティクス)に出場しました。この報告会は経営科学ならびにマーケティングに関する研究の興隆を目的として活動をしているJASMACが1994年か ら開催し、今年で20回目を迎えたもの。インターネット上に設けられている販売サイト(ECサイト)の購買?閲覧データ、スキャンパネルデータなどの共通 の実データをもとにして参加者たちが解析力を競い合います。今年度は参加チーム116、参加者総数延べ500名という過去最大の規模となり、当日は各部会 における予備審査会を勝ち抜いた23チームが一堂に会しました。
山本ゼミの学生チームは、日本計算機統計学会データ解析スタディグループ部会における予備審査で、スキャンパネルデータの学生部門の最優秀賞、ECデータ の学生部門で優秀賞を受賞。最優秀賞に輝いた宗像昌平さん(大学院理学研究科修士1年次生)と山田実俊さん(同)が発表した「TOKAI T-wave S」チームが本戦にあたる成果報告会への出場権を得て、出場7チームの一つとして発表しました。
指導にあたった山本教授は、「5年前からコンペティションに参加し、今回初めて本戦に駒を進めることができました。成果報告会では入賞することはできませ んでしたが、他チームの報告からよい刺激を受けたことと思います。来年度は複数チームの進出を目標に、学生たちが研究に邁進してくれることを望みます」と 語っています。