理学部化学科では2月20、21日に湘南キャンパス6号館で、卒業研究発表会を実施しました。化学科での4年間の学びと卒業研究の成果を発表するとともに、卒業に向けた最終試験として毎年実施しているものです。3年次生を含む学生と本学科の教員が多数参加しました。
開催にあたっては、本学科主任の藤尾克彦教授が、「これまで研究してきた最後の締めくくりとして、それぞれの成果を大いに発揮してください」と激励しました。その後、2日間にわたって82名の学生が研究成果を5分間で発表。2分間の質疑では、各教員が研究の社会的な背景や実験にあたって設定した条件の妥当性、データの解釈などについて質問し、学生たちは緊張しながらも懸命に答えていました。
学生たちは、「発表にはもちろんプレッシャーがありますが、小さいころから好きだった化学の分野について学んだ成果を発揮し、自分自身の理想にもう一歩近づくための大きなステップだとも思っています。化学科では低年次から週1回以上実験実習の授業が設けられているため、目標とやる気を持ってきちんと学べば研究に必要な基礎スキルがしっかり身につくと感じています」「卒業研究が必修科目であることで、大学最後の1年間を充実して過ごすことができました。研究に携わる中では、それまでの授業で学んだ内容を自分なりに振り返りながら学び直す機会も多く、専門分野のより深い理解にもつながったと思います」と話していました。