観光学部生らが神奈川県大山?大磯地域のPRビデオを制作し上映会で披露しました

観光学部などの学生有志5名が神奈川県の大山(伊勢原市)と大磯の両地域を紹介するビデオ映像を制作し、3月10日に神奈川県の平塚合同庁舎で行われた上映会で披露しました。この取り組みは同県の「新たな観光の核づくり事業」の一環として、湘南地域県政総合センターが、県内の大学生を対象に大山と大磯に若者を呼び込むためのビデオ映像を制作してもらおうと行ったものです。

本学部観光学科では屋代雅充教授が同センターから依頼を受けて企画作成に協力するとともに参加学生を募集し、本学科の学生と留学生合わせて4名と、文学部歴史学科の学生1名が応募。集った5名の学生たちは昨年6月から制作を開始し、9月から11月まで大磯、大山を撮影しました。学生たちはその映像を約4ヶ月かけて編集し、日本語字幕版と英語字幕版延べ4作品を完成させました。

上映会には同センターの佐藤清所長や大磯町産業観光課の樋口智紀氏、伊勢原市観光協会の鍛冶栄一事務局長、屋代教授、学生ら19名が出席。はじめに佐藤所長が、「今回完成した映像を活用し、両地域を訪れる観光客を増やしていこうと考えています」とあいさつ。産業能率大学および文教大学の学生作品の上映に続いて、代表として参加した2年次生の渡邉義隆さん(観光学部観光学科)と白石雅音さん(文学部歴史学科)が、1本約3分の動画を上映しました。

その後の意見交換会では、学生同士が撮影時の工夫や編集技術などについて質疑応答し合ったほか、「現地を訪ねたときに地域の皆さんから“頑張って”というありがたい言葉をいただけました」「よい場所から撮影するために何度も大山を登り、体重が減りました」と撮影時のエピソードを披露しました。同センターの職員は、「今回皆さんには外国人旅行者が増えているということもあり、英語字幕版の作成もお願いしました。どの映像もレベルが高く、驚いています。皆さんが苦労して完成させたこの映像を、インターネットで配信したり県の施設で流したりするなど、積極的に周知していきたい」と語りました。

渡邉さんは、「大磯の秋や夜の表情など、あまり多くの人に知られていない地域の特色を前面に出そうと制作に臨みました。ほかの大学の学生の映像を見て、ナレーションをつけたり、定点カメラを効果的に使ったりする手法を学びました。またチャンスがあれば動画制作に携わり、今回得た知識を踏まえて知られざる地域のよさを発掘したい」と話しました。

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