観光学部観光学科が開講する授業「観光学研修」の一環で、2月20日から22日まで「パシフィコ横浜&ホテルイベント研修」を実施しました。この授業は、観光学の体系的かつ実践的理解のために、企業のシステムなどを直に見て体験することを目的としています。7回目となる今回は60名の学生が参加しました。
初日はまず、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルでホテルスタッフによる接客研修や、パシフィコ横浜のスタッフによる「MICE講義」を受講しました。「MICE」は「Meeting(企業等の会議)」「Incentive Travel(企業の行う報奨、研修旅行)」「Convention(国際会議)」「Event/Exhibition(イベント、展示会、見本市)」の頭文字をとったもので、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。同施設で開かれているシンポジウムやコンサートなどのイベントについて紹介されたほか、運営マネジメントなどについて学びました。その後、宴会サービス講義、テーブルセッティング実習、テーブルマナー実習と続き、夕食後から22時まではホテルスタッフに自由に質問できる相談会が開催され、約30名が参加しました。宿泊明けの2日目はベッドメイキングの体験実習、ホテルの館内見学を行い、3日目には課題解決型グループワークを実施し、パシフィコ横浜の課題抽出と解決策の提案を行い、それぞれのグループがテーマを決めて模造紙にまとめた内容をプレゼンテーションしました。
参加した学生からは、「実際にホテルで働く方とコミュニケーションをとることで、ホテルで働きたい気持ちがさらに強くなりました。実習や施設見学など、内容が充実している研修でした」「人事の方が、“面接で見るのは必ずしも資格やや経歴だけではない。いかにこのホテルで働きたいかを一生懸命伝えようとする姿勢が大切”と話しているのを聞き、就職活動への励みになりました」といった感想が聞かれました。