代々木校舎で9月18日に、「2014年度代々木校舎防災訓練」を実施し、観光学部第4セメスターの学生約200人と教職員約100人が参加しました。地震や火災といった災害対策についての理解を深め、自衛消防隊の組織、役割の確認、防災に対する意識を高めることを目的に、東京消防庁渋谷消防署と警視庁警備部災害対策課のご協力のもとで行いました。
当日は2つのステージに分けて訓練を実施しました。第1ステージでは、教職員を対象に、警視庁の方からの災害対策に関する講話を伺い、その後、代々木校舎に備えてある災害用トイレ、階段避難用車椅子といった災害用備品の使い方や、消火器、消火栓、通報、煙ハウスの体験訓練を行いました。
第2ステージでは、地震を想定した避難訓練を実施しました。非常放送の指示に従い、教職員が学生を屋外へ避難誘導し、安否確認を行い、ホワイトボードを使いながら情報収集?情報共有を行いました。その後、学生は、消火器、消火栓、煙ハウスの体験訓練を行い、消防署の方から講評をいただきました。また訓練の最後には、参加者に災害用備蓄品の見本の配布を行いました。参加した学生からは、「実際に使うことで、消火器が意外に重いことや、安全ピンはすぐに抜いてはいけないなどの注意点を知ることができました。今日の経験を家族にも話し、自宅近くの避難場所も確認しようと思います。」といった声が聞かれました。
消防、警察の方々からは、災害時において、まずは自分が助かる「自助」、そしてその次に周囲の人を助ける「共助」の大切さをご説明いただきました。特に「共助」においては、学生の若い力は、人命救助や二次災害の抑制、地域貢献等における原動力として大いに期待されているため、このような訓練を実施することは大変重要である旨の講評をいただきました。今後も代々木校舎では毎年防災訓練を実施し、学生、教職員一人一人の防災意識の向上に取り組みます。