観光学部観光学科では、4月6日に湘南キャンパス周辺地域へのバスで巡る新入生研修会を実施しました。新入生同士の交流を深めるとともに地域の観光資源に直接触れる機会として毎年行っており、今年度は新入生220名と本学部の教員15名が8グループに別れ、「平塚」「大磯」「伊勢原」「秦野」の4コースに2グループずつが参加しました。
「平塚コース」では、平塚市ゆるぎ地区で霜降りの滝や八剣神社を訪問し、里山の観光地化について学びました。「大磯コース」では、旧吉田茂邸や湘南平など大磯町の観光地を周遊。大磯ガイドボランティア協会の方に案内してもらうことで、大磯の新しい魅力や観光客誘致に向けたまちづくりの課題を発見しました。伊勢原市?大山阿夫利神社下社を参拝した「伊勢原コース」では、昨年10月、50年ぶりに車体を更新した大山ケーブルカーに乗車したほか、一般社団法人伊勢原市観光協会会長?大山阿夫利神社宮司の目黒仁氏にお話を伺いました。「秦野コース」はA班とB班にわかれ、A班は昨年環境省の里地里山保全モデル事業地域に指定された秦野市表丹沢野外活動センターや、出雲大社相模分祠などを訪問。B班は蓑毛地区の緑水庵で地域の観光資源についての講和を聞いた後、田原ふるさと公園でそば打ち体験を行いました。
「大磯コース」に帯同した遠藤晃弘講師は、「拝観料の相場やガイドさんの話し方など、観光学部生の視点で全体を見ている学生も多く、“観光はただ出かけることではない”という意識を持つ機会になったようです。また、合間には自己紹介や履修登録の相談をする様子も見られ、いい交流ができていたと思います」と振り返りました。