観光学部観光学科の遠藤晃弘講師と研究室に所属する3年次生6名が、9月9日から13日まで長野県茅野市でゼミ合宿を行いました。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户付属諏訪高校がある同市と本学は、2010年に「茅野市とbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户との包括的な提携に関する協定」を締結しており、観光や環境、スポーツなど各分野を主な柱とした幅広い分野で協力しています。
同市では近年、観光を生かしたまちづくりを推進する「茅野市観光まちづくり協議会」が地域資源を活用した旅行商品を開発しており、今回のゼミ合宿では同協議会が開いた「学生を対象とした滞在交流プログラム体験」に参加し、観光による地方創生事業や地元企業の取り組みについて学びました。
13日には、「働く意味」を学ぶことに焦点を当て地元企業を訪問。プラスチック射出成型を行う株式会社みやまでは、工場内に掲示されている従業員考案の経営ビジョンを見学したほか、同社の百瀬真希代表取締役社長から作業能率や生産効率を上げるために実施している改善策などについて伺いました。また、同社が共同出資している株式会社諏訪菜も訪問し、水耕栽培されている完全無農薬の野菜工場を見学。地元企業の事業と観光を結びつける取り組みとその効果を学びました。今回、ゼミ合宿と並行して茅野市役所観光課でのインターンシップも経験した渡邉由姫乃さん(3年次生)は、「地方創生事業や観光資源の創出などは事前に授業で学んできたことだったのですが、実際にその地域に行き地元の人から話を聞くと、具体的に何が足りないか、どんな取り組みをするべきかなどについて考えを深めることができました。また、市が観光客誘致に向けて行う裏方の仕事も学べたので、今後観光地に行く際は、地域それぞれの取り組みに着目したい」と話しました。