代々木キャンパスで12月9日に、To-Collaboシンポジウム「観光地?観光客の特性に応じた地域観光の振興」を開催しました。本シンポジウムは、To-Collaboプログラムの大学推進プロジェクト「観光イノベーション計画 地域観光事業」の一環として、湘南と代々木両キャンパスの観光学部観光学科、湘南キャンパスの国際教育センター英語教育部門、清水キャンパスの海洋学部環境社会学科と清水教養教育センター、熊本キャンパスの経営学部観光ビジネス学科、札幌キャンパスの国際文化学部地域創造学科による、地域振興を目指した取り組みの成果を発表するものです。今回は教職員や学生、近隣住民など約130名が参加しました。
開会にあたり、本プロジェクトの研究代表を務める観光学部の松本亮三教授があいさつに立ち、「地方創生の一助として、政府や地域から期待されているのが観光による地域振興であり、それらに携わる団体や行政をつなぐ役目が大学にはあると考えこのプロジェクトが始動しました。本日は、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の各キャンパスがある地域の観光資源や、地域活性化を推進する諸活動の成果を報告し、皆さんと意見交換できる場になればと考えています」と語りました。
基調講演では、株式会社リクルートライフスタイル、じゃらんリサーチセンター研究員の森戸香奈子さんが「見えないものを映す“技”―観光マップの役割について考える―」をテーマに、さまざまな企業や自治体の事例を紹介しながら『手づくりの地図に求められる役割』について解説しました。続いて、観光学科の屋代雅充教授、環境社会学科の東惠子教授、観光ビジネス学科の鈴木康夫教授、地域創造学科の植田俊助教が、各校舎がある地域で実施してきた研究成果を報告し、地域の魅力を伝える観光マップの作成事例や外国人観光客へのアンケート調査の分析など、多様な視点から地域観光の可能性を示唆しました。最後に、観光学科の藤本祐司教授がコーディネーターを務め、登壇した4名の教員によるパネルディスカッションを実施。近隣住民を巻き込んだ地域観光の振興の今後などについて、活発に意見を交わしました。