観光学部観光学科の田中伸彦教授がこのほど、担当した日本学術振興会による特別研究員等の書面審査について表彰を受け、10月1日に湘南キャンパスで山田清志学長から表彰状が伝達されました。田中教授は一昨年度より、日本学術振興会が学術研究の将来を担う研究者の養成?確保を目的とした特別研究員事業の書面審査員を務めました。同会では審査終了後に書面審査結果の公平性?公正性について検証しており、表彰はその結果を踏まえ、審査において有意義な審査意見を付した専門委員及び書面審査員が選出されるものです。今年度は、国際事業委員会書面審査員も含めて書面審査を行った約1400名の専門委員と審査員のうち、表彰対象となる2年目に当たる約600名の中から137名が選出されました。
田中教授は、「特別研究員を決める最初の段階である書面審査では、幅広い分野の若手研究者が取り組んでいる研究に接しますが、その一つひとつが素晴らしく、将来性が高いものも多いと感じていました。私の意見次第ではその有望な研究者の前途を閉ざしてしまう可能性もあるため、緊張感をもち、基準に忠実に沿いながら審査に当たってきました。自らが判断した評価に対する自問自答もある中で、公平性や公正性を評価していただき表彰を受けたことは大変光栄であり、今後へのモチベーションになると感じています」と話しています。