観光学部観光学科では4月9日に1年次生を対象として、湘南キャンパス周辺エリアを巡る新入生研修バスツアーを実施しました。新入生同士の交流を深めるとともに地域の観光資源に直接触れる機会として毎年行っており、今年度は新入生190名と本学部の教員14名が8グループに別れ、「平塚市」「秦野市」「伊勢原市」「大井町」の4コースを巡りました。移動中のバスの車内では教員が地域の見どころを紹介し、履修相談も実施。各コースでは、地元の観光協会や役場の職員から観光概況等についてのレクチャーを受け、昼食を挟んで、用意されたプログラムを体験しました。当日は天候に恵まれ、計画した目的地で予定通り研修を実施することができました。
「平塚コース」では、神奈川県立花とみどりのふれあいセンター「花菜ガーデン」でレクチャーを受けた後、いちご狩り体験や平塚市博物館などの文化施設を訪問。市内の豊富な観光資源に対する理解を深めました。「秦野コース」はAとBの2つのコースに分かれて研修を行いました。Aコースは、田原ふるさと公園、戸川公園、はだのクリーンセンターを訪問し、観光地としての地域特性と観光振興の戦略を学びました。Bコースは、蓑毛の緑水庵で秦野市の森林セラピーを使った観光客誘致について学びました。伊勢原市?大山阿夫利神社下社を参拝した「伊勢原コース」では、伊勢原市立こども科学館にて市商工観光課からレクチャーを受けた後、ケーブルカーに乗車して大山阿夫利神社下社参拝し、宿坊の見学を行いました。「大井町コース」は、大井町で行われている農村体験事業について、町役場の担当者から講和を聞いた後、大井町四季の里で収穫体験やそば打ち体験を行いました。
学生たちは、「この研修で、観光客としての立場ではなく、観光をつくる側の立場になって、考えることができました。はじめて気づくことが多かったです」「バスツアーに参加して、思っていたよりも課題が多いと感じました。若者からの意見を求められ、感想を述べることしかできなかったので、これから大学でしっかりと勉強したい」「バスの中での自己紹介で友だちができて安心できました。先生方とも仲良くなれたので、これからの4年間が楽しみです」といった感想を話していました。