札幌キャンパスと付属第四高校が高大?地域連携で取り組んできた「藻南商店街散策マップ」が完成しました

札幌キャンパスと付属第四高校が藻岩地域と連携し作成に取り組んできた「藻南商店街散策マップ」がこのほど完成し、3月13日にもいわ地区センターで実施した「もいわ―東海地域連携事業 成果報告会?意見交換会」で完成品を披露しました。本キャンパスでは、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の地域連携活動である「To-Collaboプログラム」の地域志向教育研究経費に採択されている「地域―大学連携を通じた知の『生活化』/生活の『知識化』プロジェクト」(研究代表者=国際文化学部地域創造学科?植田俊特任助教)の一環として、キャンパスのある南区を対象にした活動を展開。植田特任助教と地域創造学科、国際コミュニケーション学科の学生らがマップ作りに取り組んできました。同時に第四高で今年度の1年生を対象にした「高校現代文明論」の授業「知的財産教育」の一環で、本キャンパスとコラボレーションした「藻南商店街活性化プロジェクト」に取り組んできました。

マップは、もいわ地域の活性化を目指して地域内にあるリゾートホテルの宿泊客らに商店街の魅力やおすすめスポット、イベント情報を伝えようというものです。制作にあたっては、藻南商店街振興組合の協力を得て、第四高の生徒が50のグループに分かれ、藻南商店街に加盟する商店をはじめ病院や保育園?幼稚園、碁会所などの施設を表す「グローバルアイコン」を考案。また同時に、アイコンを活用し地域活性化につながるイベント企画の立案にも取り組みました。その一方で、大学のメンバーは昨年8月から商店街を実際に歩き、各商店を取材し商店主らの『こだわり』を聞いて回るなどして作業を進めてきました。

13日の成果報告会?意見交換会には、大学のメンバーに加えて第四高での地域活性化企画校内コンペで最優秀賞に選ばれた生徒のグループも参加。約20名の地域住民らに向けて、制作の過程や学びの成果、地域に対して感じたことなどを披露しました。生徒を代表してプレゼンした中村斗紀弥さんは、「プロジェクトの始まった当初は『グローバルアイコン』自体を知りませんでしたが、学びを進める中で、言葉が通じなくてもその場所や店舗の意味を伝える大切なものであり、”わかりやすさ”を大切に考えなくてはならないと実感しました。地域の皆さんには今回の催しを通じて若者の意見も聞いていただけて、少しでも活性化に協力できたならうれしいと思います」と話しました。また、マップ制作に携わった地域創造学科2年次生の下山伸治さんは、「地図は手書きで何度も書き直しましたが、街を歩き回る中で新しい発見も多く、地図づくりのだいご味を味わえたと思います。このマップを見て、気になるお店に行ってみたいと思ってもらえたらうれしいです」と感想を語っています。

なお、藻南商店街散策マップは、同商店街にある店舗の店頭などで配布される予定で、今後は外国版の制作やアイコンのゴム印を使ったスタンプラリーなどのイベント開催も計画しています。