デザイン文化学科の学生2名が「おいしい東北パッケージデザイン展2016」で入選しました

国際文化学部デザイン文化学科の赤塚和陽さん(4年次生)と島津知里さん(3年次生)が、1123日に受賞作品が発表された「おいしい東北パッケージデザイン展2016」(東北経済産業局主催)で入選しました。このコンペティションは、東北ならではのデザイン等の創造とその活用による商品の販売促進、ブランド化を支援することなどを目的として毎年開催されているものです。今年度は、東北6県にある酒造や製麺所など10企業の商品がデザイン対象とされ、応募者は各商品のコンセプトが書かれたヒアリングシートやロゴデータをもとに応募作品を製作しました。

赤塚さんは、「伊達茶(煎茶?玄米茶)」(株式会社矢部園茶舗)をテーマに選択し、既存のパッケージより煎茶と玄米茶の種類を分かりやすくするデザインを考案。地元住民の方にも親しみやすいよう、伊達正宗の家紋を商品名のシンボルに組み込みました。赤塚さんは、「お客さまが商品を手に取りやすいパッケージにするにはどうしたらいいか考えました。また、クライアントの意向に沿ったデザインが求められるので、企業の事業内容や雰囲気も調べて参考にしました」と、製作の経緯を話しました。「漁師赤間謹製 しおがまの藻塩 宮城の香り藻塩9種類」(株式会社シーフーズあかま)をテーマに選んだ島津さんは、『古くからある素材の使用を心がけている』という企業のコンセプトを意識したデザインを考案。「日本最古の色と言われている藍色を主にして、古くから伝わる塩づくりをイメージしました。9種類の藻塩が入った小箱を藍色から白色へグラデーションになるよう並べ、外箱に入れたライン状の切り込みから中の色が分かるようになっています。小川博先生(本学科教授)に何度もアドバイスしていただいたので、小川先生と二人三脚で作ることができた作品だと思っています」と話しました。

なお、今回入選した作品は、1123日から27日まで東京エレクトロンホール宮城で展示されました。

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