九州キャンパスでは熊本校舎松前記念総合体育館で3月19日に、2022年度秋学期学位授与式を挙行しました。今年度は大学院生物科学研究科(博士課程)1名、大学院農学研究科(修士課程)2名、経営学部190名、基盤工学部79名、農学部183名の計455名に学位記を授与しました。
式は木之内均九州キャンパス長の開式の辞から始まり、山田清志学長が博士課程修了者に、木之内九州キャンパス長が修士課程修了者と学部卒業生の総代に学位記を手渡しました。学位記はグローバルな時代で活躍する人材となるよう願いを込めて英語版を本記として日本語も発行。本キャンパスの455枚を含めたすべての学位記に山田学長が直筆で署名しています。また、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生に総長賞や九州キャンパスが独自に課外活動で活躍した学生を表彰する「九州キャンパス長賞」などの各賞も授与しました。
式辞では、山田学長が英語でスピーチし、コロナ禍の中で学生生活の大半を送らざるを得なかった卒業生たちを激励。「皆さんは、オンラインでの授業履修になるなど『ニューノーマル』な日常を経験することとなりました。この大変な困難を皆さんの力と粘り強さで克服されたことを忘れないでください。SDGsに掲げられている地球的課題、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症を含む世界の医療問題に加え、今世界が激しく抗議をしているウクライナ情勢など、さまざまな問題の解決には、国境を越え、世界中の人々と手を取り合いこれらの課題に立ち向かう必要があります。皆さんには、ぜひ本学で培った知識や技術を活用し、地球市民、世界連帯の一員としてこれからの人生を歩んでください」とエールを送りました。また、「私はこれまでの人生を振り返ると挫折や失敗など多くの困難に直面してきましたが、命までなくすことはないと腹を据えて行動してきました。皆さんもことにあたっては“命まで奪われることはない”と気概を持って臨んでください」と力強く語りました。
卒業生代表による謝辞には、ゴルフ部副主将を務め、本キャンパス在籍の選手では初めて現役学生でプロテストに合格した経営学部経営学科の夏伐蓮さんが登壇。「2年次以降は新型コロナ禍に翻弄された大学生活でしたが、教職員の皆さまのサポートのおかげで大学生活を続けることができました。多くの壁にぶつかったときに自分自身を見つめ直し、そのたびに支えてくれる人のいるありがたさを実感し、人間性を高めることができました。人生にとってかけがえのない1ページになりました」と感謝を語るとともに、ゴルフ部での活動を通じて得た経験を振り返りながら、将来に向けた決意を述べました。
式典終了後には、会場の出口で木之内九州キャンパス長や荒木朋洋学長補佐、各学部長、研究科長らと教職員が見送る中、卒業生たちが退場。キャンパス内に設けた記念撮影コーナーでは、山田学長、木之内九州キャンパス長、荒木学長補佐らと卒業生や保護者らが写真に納まる様子が見られました。